宇部市文化財

日本安国寺五葉院記


施設名日本安国寺五葉院記
説明紙本墨書。縦127cm、横65cm。日本安国寺とは東隆寺のことです。寺では、住持柏岩西堂の時代に五葉院を建設しましたが、年月を経て諸堂が荒廃してきたので、住持謙室西菴の時、建物の大修理をし、仁渓禅恕に伝えました。仁渓は1539年(天文8年)、大内義隆の遣明使節に加わり、師匠謙室の功績を後世に伝えようと、この五葉院記の文と書を僧・黄鳳鳴に依頼しました(天文9年=1540)。仁渓の話をもとに中国の僧が記したものですが、五葉院再建当時の東隆寺の建物配置や周囲の風景等が記されており、厚東文化の面影を伝える貴重な資料です。
カテゴリ県指定文化財
サーブカテゴリー書跡
指定日1969-12-05
管理者東隆寺
場所山口県宇部市厚東棚井
製作室町時代